【注意点編】糖質制限ダイエットについて
■前回まで
【概要編】糖質制限ダイエットについて - uwafiiの日記
【実践編】糖質制限ダイエットについて - uwafiiの日記
■いきなり3食全部から主食を抜いたらどうなるの?
最悪の場合、倒れます。
【概要編】でもお伝えしたとおり、糖質は総摂取カロリーの半分を占めていると言っても過言ではありません。
朝ご飯を食べずに学校や会社へ行くと、午前中は頭がうまく働きませんよね。
いきなり3食すべてから主食を抜いてしまうと、それを超える体調の悪さがあなたを襲います。
実際、体が慣れていないうちに昼や夜の主食を抜いた僕は、その間、会社での耐え難い眠気に何度も何度も落ちました。
ナルコレプシー(日中に突然強烈な眠気に襲われる病気)を疑ったほどです。
最終的に主食を完全に抜くかは、様々な情報を集めた上でのみなさんの判断へお任せしますが、絶対にいきなり主食を完全に抜くことはしないでください。
■ドイツ人「じゃがいもとビール飲まないと死ぬ」
糖質制限ダイエットでは確かにじゃがいもとビールは敵ですが、きちんと食事内容をコントロールし、1日に摂る糖質を計算できれば、それらを食べることも可能です。
(糖質量の計算はとてもややこしく、また面倒なためモチベーションの低下を恐れ、言及を避けてきましたが、連載中に「食べたい」という声が高まって来ましたので、本気の方はぜひ計算してみてください)
一般に糖質制限ダイエットでは、まず『1日100g以下』の糖質量を目指すことを推奨しています。
これは350mlあたり13gの糖質量を持つビールで言えば約7.5杯分、じゃがいも中100gあたり16.8gの糖質量を持つじゃがいもで言えば約6個分です。
しかし、白米となると1食150gで55gもの糖質を摂ってしまうので、主食をだんだんと減らしていく期間である1ヶ月や2ヶ月を過ぎるまでは、主食以外の食品にも注意が必要かもしれません。
(ちなみに、ハードな糖質制限ダイエットでは『1日60g以下』の糖質量を目指しています。
これらは行うとしても、必ず1ヶ月か2ヶ月が経過したのちにチャレンジしてください)
■糖質を避けたメニューとか食材を選ぶんだら、食費が高くなったんだけど……。
実は、ここが糖質制限ダイエットのデメリットです。
話が少し逸れますが、人類が地球上で70億も繁栄できたのは、糖質を多く含む食品のおかげと言っても過言ではありません。
なぜなら糖質を多く含む白米や小麦は高カロリーであり、また生産がしやすく、そのため我々人類は安価で栄養のある食品を手に入れることができるようになりました。
技術の発展のおかげもありますが、牛丼がたった300円程度で食べられてしまうようになったのは、糖質を多く含む食品のおかげなのです。
つまり、食事の半分(カロリーベースですが、重量ベースとも言えます)を占める安価な食品が食卓から姿を消せば、それだけ高価な肉や魚によって食費も高騰してしまいます。
実際僕が糖質制限ダイエットを始める前、節約していた頃は月2万円の食費で済んでいたものが、糖質制限ダイエットを最も厳しく行っていた頃は月5万円もの食費がかかってしまっていました。
糖質制限ダイエットのデメリットを少しでも軽減するためには、豆腐や大豆などの低糖質だけれど安価な食品を導入したり、糖質の制限を少し緩めて、その代わり運動量を増やすしかないでしょう。
■全然痩せねぇんだけど!!!!!1
糖質制限ダイエットは短期間で成果が出せる強力なダイエット方法ですが、ダイエットの効果が体型に現れるまでには、最低でも1ヶ月は必要です。
しかし、普通の人間ならば1ヶ月もの間成果の見えない努力を続けることにむなしさを覚えるでしょう。
そこでぜひ行って頂きたいのが、『ダイエットを始める前に体重と体脂肪率を測定する』ことです。
これらの数値でしたら、早い人では2週間ほどでほぼ確実に変化が現れます。
また、体重や体脂肪率は体に含まれる水分量などに大きな変化を受けます。
朝と夜、入浴前と入浴後などで1%も測定結果が異なってくることはざらです。
ですので、体重と体脂肪率を測定する時は『一定の条件下で測定する』ことに気をつけて下さい。
ちなみに僕は、『夕食後2時間、入浴前』という条件で測定していました。
■それでも痩せねぇんだわお前○すぞ
糖質制限と合わせ、定期的な運動は行っていますか?
1ヶ月や2ヶ月と言った短期間で成果を出すためには、1週間に最低2回の運動は必要です。
ウォーキングや軽い筋トレ、水泳や自転車、または昇降台運動などで1回30分以上は汗をかいてみてください。
■なんか参考になる本とか記事ってある?
僕が読んだ本は下記の2冊です。
1冊目で糖質制限ダイエットに関する概要を掴み、2冊目で筋トレのメニューを作りました。
体脂肪燃焼術―部屋トレ&糖質オフで焼き尽くす! (にちぶんMOOK)
- 作者: 牧田善二,森俊憲
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2012/08/29
- メディア: ムック
- この商品を含むブログ (1件) を見る
また、Naverまとめにはダイエット方法や食事のメニューに関する情報がたくさん載っていますので、参考にしてみてください。
最後に、糖質制限ダイエット(低インスリンダイエット)の危険性などを医師が説明したブログを張っておきますので、ご一読ください。
3回に分けてお送りした『糖質制限ダイエットについて』ですが、いかがでしたでしょうか。
実際に僕はこれらの方法で体重を10kg、体脂肪率を7%減らすことができましたが、人類におけるダイエットの歴史は浅く、まだまだ不確定な要素がたくさんあります。
個人個人にあったダイエット法は異なりますので、様々な情報を集め、吟味し、夏までに痩せられるよう頑張ってみてください。
応援しています。